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レディエッセは危険?医師が教えるレディエッセの効果とリスク

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レディエッセとはハイドロキシアパタイトと言われ、骨のような成分からできています。

レディエッセは皮膚の下や骨の上に注射する事により、人体の組織を盛り上げて凹みを修正したり、輪郭を変えたり、整えたりします。同じようなものにヒアルロン酸注射があります。

ヒアルロン酸は気に入らなければ溶かすことができる、レディエッセは修正できないので危ない、と言ったように言われることもありますが、本当にそうなのでしょうか?

ここでは、レディエッセについて、ヒアルロン酸との違いに触れつつ、解説していきたいと思います。

レディエッセ自体は決して危ないものではなく、非常に有用に使用できるものです。この記事を読んで頂くと、レディエッセを使わない方がいい時や、向いている部位など、ご理解いただけると思います。ぜひご一読下さい。

1.レディエッセとは

レディエッセとはシワや窪み、輪郭を修正するために顔などに注射する充填剤(フィラー)です。同じようなものにヒアルロン酸があります。

2003年の登場以来、多く使われて非常にポピュラーなものです。2006年にはFDAにも承認され、その安全性や効果が認められました。

レディエッセの成分はカルシウムハイドロキシアパタイト(30%)とセルロースジェル(70%)と言うものから出来ています。セルロースジェルは比較的早くなくなりますが、自分の組織(エラスチンやコラーゲン)を産生する効果があるので、効果が非常に長く続くと考えられています。
ヒアルロン酸にもコラーゲンなどを産生する作用がありますが、レディエッセの方が強いと言うデータがあります。

Calcium hydroxylapatite: A review on safety and complications. Kadouch JA. J Cosmet Dermatol. 2017 Mar 1.p152-161.

A randomized, split-face, histomorphologic study comparing a volumetric calcium hydroxylapatite and a hyaluronic acid-based dermal filler. Yutskovskaya Y, Kogan E, Leshunov E. J Drugs Dermatol. 2014 Sep;13(9):1047-52.

2.ヒアルロン酸との違い

ほうれい線やゴルゴラインをヒアルロン酸で治療すると言うのは聞いたことがあるかも知れません。ではレディエッセとヒアルロン酸はどのように違っていて、どちらが良いのでしょうか?

持続期間に関しては一般的なヒアルロン酸よりもレディエッセの方が長いとされています。ヒアルロン酸もそうですが、1.5年や2年程度などと書いているものもありますが、徐々に減っていきますので、どの時点でなくなったと感じたり、物足りないと感じるかは人それぞれです。

効果に関しては注射する量に依存しますが、レディエッセの方が少ない量で効果が得られると言う文献があります。

また、ヒアルロン酸には溶かす注射(ヒアルロン酸溶解注射)があります。「やってみて気に入らなかった」そのような状況でも簡単に溶かせるというメリットがあります。

レディエッセ ヒアルロン酸
持続期間 ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆
効果 ☆☆☆ ☆☆
費用相場 約10万円/1.5ml 約5万円/1ml
レディエッセに近い性質のものだと約10万円/1ml(*)
溶解注射
(溶かせるかどうか)
なし あり

*ヒアルロン酸には色々な種類があり一概に比較は難しいのですが、レディエッセに近い使い方をする持続が良くて、形を保ちやすいものだと料金は変わりなく、レディエッセの方が量が多くてお得です。

Calcium hydroxylapatite (Radiesse) for treatment of nasolabial folds: long-term safety and efficacy results. Bass LS, Smith S, Busso M, et al. Aesthet Surg J. 2010 Mar;30(2):235-8
A multicenter, randomized trial comparing calcium hydroxylapatite to two hyaluronic acids for treatment of nasolabial folds. Moers-Carpi M1, Vogt S, Santos BM. Dermatol Surg. 2007 Dec;33 Suppl 2:S144-51 

レディエッセは持続期間や効果の点で多くのヒアルロン酸よりも有効ですが(ヒアルロン酸には多くの製品があり、全ての製品とレディエッセを比べるのは困難)、溶かせると言う点においてはヒアルロン酸が有利です。

3.レディエッセが危険と言われることがある!?

時々、レディエッセが危険と書いてあるものを見かけます。しかし、それは誤解です。何を持って危険と言うかですが、まずレディエッセの製品自体は危険なモノではなく、身体の中に入っても問題ありません。

なぜレディエッセが危険と言われるかというと、溶かせないことを過剰に危険視しているのではないかと思います。そもそもレディエッセを溶かしたいという方も多くないように感じます。

ヒアルロン酸は皮膚の深い部分や浅い部分など製品に応じて色々な深さに注入するのに対して、レディエッセは皮膚の深い部位に入れるのが基本です。深い部分のものは表面的にデコボコしにくいのです。ですので、失敗やデコボコを過剰に心配する必要はないと思います。また、何回も繰り返して注射すれば膨らみ過ぎる事はあり得ますが、これは製品が悪いのではなく、使い方の問題です。

4.レディエッセの料金

レディエッセは1本1.5mlと言う製品と0.8mlと言う製品があります。1.5mlの方は約10万円が相場です。0.8mlの方は少し安いですが、半額には下がりません。

レディエッセは量が1.5mlと多いので高く感じますが、持続期間、量を考えるとヒアルロン酸に比べて高い相場だとは思いません。

5.レディエッセが有効な部位と注意すべき部位

ヒアルロン酸とレディエッセの違いを説明しましたが、両方ともに有用なもので部位や好みによって活用を分ける必要があります。

レディエッセが向いているのは深い溝(ほうれい線やゴルゴ線)、深いシワ、輪郭形成です。逆の浅いシワや細いシワには向いていません。上記のも示したように、下記のような場合に向いています。

  • 鼻・顎
  • ほうれい線
  • チーク(ゴルゴライン)
  • 口角(マリオネットライン)
  • 頬の窪み
  • コメカミ

特に注意が必要なのは唇や目の周りの処置です。これらはレディエッセでシコリの発生率が高い部分ですので、注入は控えておいた方が無難です。

個人的に、レディエッセが非常に向いている、適していると感じる部位は、鼻・顎・ゴルゴ線などです。 

6.レディエッセの効果

レディエッセは硬く形を作るのに非常に適しています。特に顎や鼻は皮膚の押し戻しにも強くキレイな形が保ちやすいです。

6-1.レディエッセのアゴへの効果

顎をしっかり出したいという場合もレディエッセは有効です。また、顎の筋肉の緊張が強い方の場合はボトックス注射を併用するとより効果的である場合があります。

6-2.レディエッセの鼻への効果

レディエッセは鼻を高くしたり、形を整えたりするのに向いています。

Injectable calcium hydroxylapatite for correction of nasal bridge deformities. Siclovan HR, Jomah JA. Aesthetic Plast Surg. 2009 Jul;33(4):544-8

Calcium hydroxylapatite gel (Radiesse) injection for the correction of postrhinoplasty contour deficiencies and asymmetries.Stupak HD, Moulthrop TH, Wheatley P, et al. Arch Facial Plast Surg. 2007 Mar-Apr;9(2):130-6.

 

“鼻のプロテーゼを考えている場合”

ゆくゆくは鼻のプロテーゼを考えているんだけれども、レディエッセやヒアルロン酸で試してみたいと言う方がいます。個人的な意見ですが、それであれば始めからプロテーゼを入れる事をお勧めします。

なぜなら、レディエッセにしろヒアルロン酸にしろ、鼻に入れるタイプのものは1-2年と効果が長く続くため、溶けるまでに時間がかかるためです。
また、ヒアルロン酸は溶解注射で溶かすこともでき、その点ではレディエッセよりも有利ですが、結局プロテーゼの手術するときは溶かさなくてはいけないので、費用もかさみます。

7.レディエッセのリスク

色々な報告をまとめた研究によると、レディエッセの合併症は3%(5081例中173例)だったという報告があります。そのうちのほとんどがシコリです。その他には赤みが長引く、腫れが長引く、入れすぎなどの合併症がありました。そして、しこりの多くが目の周りや唇に入れた症例でしたので、それを除けばもっと低い確率になります。

7-1.シコリになることがある

上記研究の報告によると、しこりの大部分は唇や目の周りでしたので、これらの部位を避ける事でリスクも下げる事が出来ます。しこりを治療するために切りとる必要があった例が10例ありますが、ほとんどがマッサージなどで軽快したようです。

また、違う研究ですが、ほうれい線へのレディエッセとヒアルロン酸でシコリの発生率は変わりませんでした。

Complications from Nasolabial Fold Injection of Calcium Hydroxylapatite for Facial Soft-Tissue Augmentation: A Systematic Review and Meta-Analysis. Shi XH, Zhou X, Zhang YM. Aesthet Surg J. 2016 Jun;36(6):712-7.

7-2.その他のリスク

腫れが起きることがある、内出血が出ることがある、赤くなることがある、などの注射にまつわるリスクはヒアルロン酸注射同様どうしても一定の確率で起きますが、いずれ解消されます。

血管が詰まる事がる(塞栓)

レディエッセやヒアルロン酸、脂肪注入でも、たまたま細い血管に詰まって血管の先の組織がダメになってしまう事があります。しかし、起こる確率は非常に稀です。

具体的には、皮膚が腐って黒くなってしまう、血管に入ったものが目の方に流れて行けば視力低下や最悪失明というケースもあり得ます。特に鼻や眉間、ほうれい線、小鼻の近くは危険部位とされています。

ヒアルロン酸であれば溶かす注射があるので、このような状況の場合には幾分か有利であろうと考えられます。しかし、ヒアルロン酸が詰まっているところに適切に溶解注射の成分が十分量届くかと言う問題もあります。

また、レディエッセ、ヒアルロン酸、脂肪、どの方法でも血管が詰まるリスクは同じなのか、重症度に差はないのかなどは、数が少なすぎてきちんと比較できません。

8.まとめ

レディエッセは非常に効果的で長持ちする素材です。ヒアルロン酸と同様に非常に優れていると考えられます。しかし、ヒアルロン酸と同様に完全に安全と言う訳ではありませんので、リスクや失敗を知っておいてから処置を行いましょう。

日本では、レディエッセは溶かせないという理由で好まれなかったり、ヒアルロン酸のように新製品が出ないので人気が無くなってきたりしていますが、非常に有効に使用できる素材だと考えられます。

また、レディエッセとヒアルロン酸は、お互いにどちらがいいかと言うよりは、相互に補完し合うような関係です。ヒアルロン酸が向いている部位や状況もあればレディエッセが良い場合もあります。また、担当医の好みもあるでしょう。

最後に、少し古いデータですが、2012年の韓国の注入メインで行っている医師による注入剤のトレンドです。各部位によって最も使われていた商品を列記します。

  • ほうれい線:レディエッセ
  • 鼻:レディエッセ
  • 目の下:ベロテロベーシック
  • 額:ジュビダームボリューマ

レディエッセであれ、ヒアルロン酸であれ、疑問がある時は担当の先生としっかり話し合いましょう。

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